私たちについて - 富士電工株式会社

We are parts of you!

　2024/1/9（Tue）から1/12（Fri）までLas Vegas
で“CES”（Consumer Electronics Show）が開催されました。富士電工からは４名の社員（男性2人、女性2人）が、そして私の5名が“One-Team”になって参加しました。
“One-Team”ではありますがCESでの行動は1人1人が別々でそれぞれにThemeを持っており、1/11（Thu）の夕食を”BENIHANA“in Las Vegasで５人全員が一緒に食事をするのが初めてで最後の会になっています。
　各個人が自ら決めて行動をする。これがIndependentを目指す富士電工StyleのCES研修です。

　さて、今回のCESは100％Realでの開催でした。私にとってはCOVID19の発生・拡大もあり、Realでは4年ぶりのCES参加でした。今年はCESの開催主体のCTA(ConsumerTechnology Association)の創立100周年であったこともあり、Real開催を表に強く出したShowになりました。DisplayがColorful! 2024 CESのThemeは“ALL ON”で、会場のありとあらゆる場所にこのサインが表示されていました。私の“ALL ON”の理解は、“すべてTechnologyや Innovationに関心を持つ人、企業を１つにまとめると考えてもみない力(Power)となる” です。
　また、“ALL ON” の特長はアジアの国々、特に韓国やシンガポールからの Startupの小さな企業がとても多く参加していたことにも表れていました。

　私が2024CESで最も新鮮で“ALL ON”を感じたのはL‘OREAL（創業115年の世界を代表するBeauty Industry）のCEO Nicolas Hieronimus が登場したCES初日一番目のKEYNOTEでした。彼はフランス人です。私はBeauty Industries の代表は女性だろう？と日本にいる時は勝手に思っていました。しかし実際は男性でした。Nicolasは“私の名前を正確に”Gary（CESのTOP）が発音し紹介してくれました。ありがとう“という言葉をはさみ、笑いを集めて会場はリラックスしました。（フランス語では無音のHです）
　彼のKEYNOTEは先に述べた2024CESのTheme “ALL ON”をBeauty Industryとして形にした色彩豊かな内容でした。100年以上の歴史を持つBeauty IndustryのKEYNOTEはCESでは初めての出来事でした。電気、電子、通信そしてComputer Businessから自動車メーカーによるEV、航空会社（Delta）、大型農機具（John Deere）さらにHealth、Food TechへとCESのCoverする分野はこの15年で大きく拡大して来ました。そしてTechnologyによるInnovationが、その原動力となりL’OREALのBeauty Technologyに繋がりました。
　これは、大きなそして意味のある我々が属する電気、電子のTechnology Innovationの世界が他の業種にも及ぼした偉大な貢献です。そして、2024年が100年前にRadio ChicagoでJohn J. ShalomによってCTAが創立され記念すべき100周年にL’OREALによるKEYNOTEに結びつきました。L’OREALの始まりは化学（Chemistry）Business としてのBeautyを追い求めることからだとNicolasから研究室としての出発が語られました。そして、Universal Differences (人種、文化、歴史による異なった体質・生活)に多様性で対応した結果、L’OREALはBeauty Company in the worldになったそうです。次にいくつかのL’OREALのBeauty Technologyを私流に選んで紹介してみます。
１．Beauty Genius
　AIに会話で美容相談をしながら最適なL’OREAL製品を探し出すSystemそしてMarketing の顔であるMs. Eva LongoriaがKeynoteに登場し“Color Sonic”を自ら紹介しました。
“MORE THAN 50% OF WOMAN USE HAIR COLOR PRODUCTS ”
50％の世界の女性は髪を染めている）の実態からL’OREALは皮膚そして髪に害の無いHair Colorを生み出し、さらに簡単に髪を染める機器を創り出しました。
２. HAPTA
“15％ OF WORLD’S`POPULATION LIVE WITH SOME FORM OF DISABILITY”
（世界人口の15％は何らかの動きに不自由さを持っている）
“50M PEOPLE WORLDWIDE LIVE WITH LIMITED FINE MOTOR SKILLS”
Handi Capを持った人が自由に化粧が出来るRobotic Equipment それが“HAPTA”この機器によって、Limited MovementからFreeそしてIndependentとなりBeautyとSmileを得られる喜びを生む。
　A make-up application “HAPTA” the first AI powered motion stabilizing make-up device. 実際のHAPTAはそれを試したHandicapを持った人々の希望や言葉から生まれました。
【Janina, Natasha & PamelaのComments,】
My hands are very limited and my legs as well. I need more confidence to go out! to talk people.
I like to do myself up, I like to wear make up to go out look good.
　そして、HAPTAは2023CESにおいてBest Innovation Award となりました。
　L’OREALのTechnology Innovationをここでは２つの例としてあげましたがその他にも、
『Water Saver＋gjosa Water Save Shower』，『AIR LIGHT Pro ＋Zuvi Save energy consumption and hair damage』

　その他のTopicsとしては異業種との“ALL ON” では、今回のCESでは大型の提携で大きな期待が持てたのは日本発のSONY-HONDAのMobilityEV“AFEELA”でした。また、私の大好きな農機具MAKER John Deereはさらに無人運転化を進め、今回は綿花(COTTON)の自動つみとりの大型機器を展示し、同時にSystemの要となるGPS Satellite Communication Receiver “Star Fire 7000”(Hamburgerの様な形）を展示して、さらにInnovationを進化させていました。

　FY2024富士電工のBusiness Conceptは2024CESのTheme “ ALL ON”の考えに大いなる刺激を受けて私たちの役割としての言葉にし直して“We are parts of You!” とします。Youはお客様、仕入先様そして関係を持っているすべての対象を含みます。
最後に私がとても気に入っているL’OREALのEva LongoriaからのMessageを紹介します。“ YOU’ RE WORTH IT “